2008年11月24日

人のセックスを笑うな

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19歳の美術学校生のみるめ。ある日、絵のモデルを20才年上の
講師ユリに頼まれ、その自由奔放な魅力に、吸い込まれるように
恋におちた。友人の堂本に問いただされ、みるめは彼女との仲を
うれしそうに告白するが、実はユリは結婚していた・・・

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――「思わず嫉妬したくなる程の才能」と選考委員に絶賛された
  せつなさ100%の恋愛小説。第四一回文藝賞受賞作。映画化。−−

とまぁ、こんな風に本の紹介がしてあったもんだから
どれだけの物かと思いきや・・・

私としては、完璧に期待外れ。
みるめにもユリにも全く感情移入が出来なかったし
「なんでそういう関係になるのか?」がさっぱり
分からなかった。

みるめはまだいいとしても、ユリの行動は
特に???
旦那様が居るんだよねぇ??
その旦那様の態度も???だったし。。

読みやすいと感じる事は出来たけど
心動かされる物もなかったし
読後に残る物もなかったし
「せつなさ100%」とあったけど
この本のどこに「せつなさ」があるのやらというのが
正直な感想・・・

「第四一回文藝賞受賞作。映画化」
という言葉に踊らされた気分・・・

★☆☆☆☆

2008年11月22日

NEXT

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全米を驚かす爆弾テロ。
最大の危機に政府が頼ったのは<2分先>の
予知能力を持つ、しがないマジシャンだった。
果たして彼に世界は救えるのか?

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なかなか楽しめる映画になってると思う。
まぁ、見ながら何度「ずるいよね」と
つぶやいた事か。。w
2分先が見えるから、ある意味完全無欠w

この映画を見るまでは
「2分先だけ分かっても・・」と思ってたけど
意外や意外、結構使い道ってあるもんだw。

でも、この映画、途中で「????」
だって、2分間しか先が見えない
読めないはずだったのに
その最大の設定がどこかにいってしまうのだ。
「はい?どういう事?」って感じで
突っ込みまくりの映画になった。
いいのか?これで?w

それでも、ラストは予想外の終り方で
まぁ、いい意味で裏切られたかな。。
深く考えず気楽に見る分には
面白い映画かも。

★★★+☆☆

posted by ゆき at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに映画&DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

虚夢

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娘を殺した犯人が目の前を歩いている!
愛娘を奪い去った通り魔事件の犯人は「心神喪失」で罪に
問われなかった。運命を大きく狂わされた夫婦はついに
離婚するが、事件から4年後、元妻が街で偶然すれ違ったのは
忘れもしない「あの男」だった。
不起訴処分となった通り魔犯と街で遭遇したといい、過去からの
苦しみに苛まれて不可解な言動を強めていく元妻。
彼女が見たのは本当にあいつなのだろうか。
元夫に出来ることはひとつしかなかった・・・・

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「精神障害者」の犯罪がテーマの本。
加害者側、被害者側、また彼らを取り巻く人物など
色々な登場人物の視点から物語が書かれている。
一方の立場に片寄る事なく書かれているので
内容的に重いものがあるのだが
非常に読みやすくなってると思う。

決して、この話、人事ではないと思う。
「精神障害者」という言葉は
ニュースでもよく聞くし
この先いつ、何時自分がその渦中に
巻き込まれるか。。
巻き込まれないという保証は絶対にないのだから。
こういう事を思うと
自分だったら・・・とつい考えずには居られない。
加害者側になっても被害者側になっても
どちらも辛く、想像する事が難しい。。

「正常」と「異常」の境界。
誰がどのような基準で判断するのか?
これもまた、重いテーマの1つで。。
「異常」と判断されたとしても
本当にそれは正確な判断なのか?
色々考え始めるとキリがなく
本当に怖いなぁと感じた。

★★★★+☆

ラベル:読書 薬丸岳
posted by ゆき at 16:24| Comment(0) | TrackBack(2) | 薬丸岳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月05日

告白

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「愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に
殺されたのです」 わが子を亡くした女性教師が、終業式のHRで
犯人である2人の少年を自ら裁いた−。

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  第29回小説推理新人賞を受賞し選考委員全員を
  唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が
  鏤められた緻密な構成力。

こうも魅力的な紹介文が新聞広告に
どぉーんと大きく掲載されてたもんだから
気になって図書館で早速借りた。

全6章からなる本で1つの事件を軸に
わが子を殺された先生の告白から始まり
モノローグ形式で、級友・犯人・犯人の
家族が語り、真相に迫っていく。

この本の最大の特徴は会話形式の一本調子で
文面が続いていくこと。
読み始めは「珍しいなぁ」と思うと同時に
「ちょっと読みにくいかな」と感じたが
そんな思いもすぐに弾き飛ばされる程の
吸引力がこの本にはあり
次から次へとページを捲っていた。

「怖い」というか「ぞくぞくする」というか
なんとも言えない衝撃を読みながら受けた。
各章ごとに、大小係わらず
どんでん返しがあり、読者の意表を
見事についてくる。
出てくる登場人物の負の感情といった
心理描写や集団心理の描写も見事としか言いようがない。

ラスト、どう治めるのかと思いきや
またまた衝撃のラストで・・
読後感は、爽やかとは言えないけれど
「ずん!」と心に残る一冊という事は確か。

これがデビュー作なんて驚き。
次の作品にも期待したい。

未読の人にはお勧めの一冊。

★★★★★

ラベル:読書 湊かなえ

2008年11月04日

ぼくの手はきみのために

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幼馴染のひろと聡美。小さい頃は聡美が弱虫のひろを守ってくれた。
が、11歳の夏、聡美は突如、倒れてしまう。さまざまな治療を
試みるが、結局発作を止められたのは、背中をさすってくれるひろの
手だけだった……。

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「高純度恋愛小説」という事で読んだのだけど・・・
相変わらずの優しい文章、独特の雰囲気
そして、彼らしい表現力。。。

今回読んだ本は、3編からなる短編集。
で、表題作の
「ぼくの手はきみのために」と
「透明な起動」は良かった。

表題作の「ぼくの手はきみのために」は
1番短い50ページ程だったんだけど
あっという間に惹きこまれたし
「透明の起動」も、すぐに惹きこまれた。
それぞれが相手の事を思いやる気持ちが
文章を読んでいてとても伝わってきたし
優しく優しく流れていく時間が伝わってきて
こちらまで切なくなった。
ラストもとても良かったし。。。

でも、ラストの1編が・・・
私にとっては、感情移入できなく
読み終わった後も、何も残らなかった。
このラストの1編がなぜか
1番長かったんだよね。
この作品がなかったら間違いなく
★5個だったんだけど・・・

★★★★☆


posted by ゆき at 23:55| Comment(2) | TrackBack(3) | 市川拓司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月02日

きみの歌が聞きたい

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夫に恋人がいることを知って傷つきながらも、諦念を抱いて日々を
送る美和。そんな彼女と共に、天然石のアクセサリー・ブランドを
立ち上げた幼馴染の絵梨。そして、絵梨のかつての恋人であり
さまようようにして生きる少年ミチル。いつしか、美和とミチルは
週に一度だけベッドを共にするようになる……。

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物語はどこまでもどこまでも
静かに、静かに進んでいく。
短編集かと思いきや
全部がひとつの物語になっていて
タイトルに石の名前がつけられている。

美和と絵梨。親友同士の2人を中心に
話が展開していくのだが
物語の視点は美和、絵梨、ミチルの
3人からなっている。

この本、好き嫌いがはっきり
分かれるんじゃないだろうか。
少なくとも、私向きの本じゃない事は確か。

3人が醸し出す雰囲気や会話は
とてもいいなぁと思うのだけど・・・
いまひとつ盛り上がりに欠けるというか
感情移入が出来ないというか。。。

タイトルの意味もいまひとつ
分からなかったし。。

天然石には興味があったので
色々な石の名前や意味を理解出来た事が
唯一、この本を読んで良かったと思える事かな。

★★☆☆☆

ラベル:読書 野中柊 恋愛

2008年11月01日

夢見る黄金地球儀

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首都圏の端っこに位置する桜宮市に突如舞い込んだ1億円。
その名も「ふるさと創生基金」。だがその金は黄金をはめ込んだ
地球儀に姿を変え、今では寂れた水族館にひっそり置かれている
だけとなった――はずだった。が、ある日を境にトラブル招聘
体質の男・平沼平介の日常を一変させる厄介の種へと変貌する。
8年ぶりに現れた悪友が言い放つ。
「久しぶり。ところでお前、1億円欲しくない?」・・・・

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「チーム・バチスタの栄光」シリーズを書いた作者。
「チーム・バチスタ」シリーズは冊数を重ねる事に
面白くなってきたし、最近、読んだ「ジーン・ワルツ」も
面白かったから結構期待してたのに・・・

うーん。医療関係の物語じゃないと
パッとしないのかなっというのが正直なところ。

物語自体には、スピード感があり
さくさくと進むから読みやすいし
とっつきやすいんだけど
インパクトが足りないっていうか。。

「これっ!」といった面白みに
欠けていると思う。
ただ、オマケなのかサービスなのか
「ナイチンゲールの沈黙」で登場した
人物が出てきてるので、この2人の
その後が分かったのは楽しかったんだけど
それだけっていうか。。

キャラの設定も「チーム・バチスタ」シリーズに
比べると弱いしねぇ。。
読む順番が逆だったら、また違った評価だったのかも・・・

「チーム・バチスタの栄光」の感想はこちら
   ↓    ↓
http://xxyukixx.seesaa.net/article/53299102.html

「ナイチンゲールの沈黙」の感想はこちら
   ↓    ↓
http://xxyukixx.seesaa.net/article/58896291.html

「ジェネラル・ルージュの凱旋」の感想はこちら
   ↓    ↓
http://xxyukixx.seesaa.net/article/67821741.html

★★☆☆☆


ラベル:読書 海堂尊
posted by ゆき at 19:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 海堂尊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月31日

新宿鮫

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ただ独りで音もなく犯罪者に食いつく―。「新宿鮫」と怖れられる
新宿署刑事・鮫島。歌舞伎町を中心に、警官が連続して射殺された。
犯人逮捕に躍起になる署員たちをよそに、鮫島は銃密造の天才・木津を
執拗に追う。待ち受ける巧妙な罠!絶体絶命の鮫島…。

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遅ればせながらやっと読んだ。
シリーズ化されてるし、人気があるんだろうなぁって事で。。

で、うーん。私の好みじゃないかも・・・って感じ。
「面白いっ!シリーズ全作読みたい」っていう
気持ちにならなかったんだよね。

なんでだろう??
読む側が男性と女性とでは、また違う感想なのかなぁって
思うんだけど、他の方の感想を読んでると
結構高い評価だから、自分の感覚がおかしいのか?
って思っちゃうんだけど。。
でも・・・・

伏線が何個かあるんだけど、
これが解決されてないのは
シリーズ化だから?
続編にその伏線が綺麗に
解消されてるんだろうか?
そこもちょっと納得いかないし
途中で出てくる、警察マニアの「エド」。
結局、何がしたかったのか?
彼の存在が中途半端に終ってるように思うんだよね。

鮫島のキャラ設定にしても中途パンパというか。。
枠にはまらない設定なら、もっと飛び出してても
いいと思うんだけど、結局、特徴としては
「一匹狼」ってのが最大の特徴で
それ以外は、そんなに驚く設定じゃないというか。。

正直、なんでシリーズ化や映画化される程
人気が出たのか分からない。。。

★★☆☆☆

posted by ゆき at 16:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 大沢在昌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月29日

東京ナイトメア -薬師寺涼子の怪奇事件簿-

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幸せ一杯のはずの結婚式場は、大混乱の坩堝に陥っていた。死体が
空から降ってきたのだ。戸惑う人々を尻目に目を輝かせる超美人が
一人。そう、彼女こそ警視総監をも恐れさす薬師寺涼子警視その人
だった…。

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シリーズ2作目。
涼子も泉田君も前作よりパワーアップ。
どこまで勢いがつくのか?w

相変わらず、泉田君苦労してるみたい。。
まぁ、涼子が上司ともなれば
それも、またそういう運命と諦める境地に
彼は達してるみたいだけれどね。w

前作同様、今回もキャラが生き生きと動き回り
主人公達だけでなく、その他のキャラ達からも
目が離せない。

そこまでやるのか?どこまでいくの?っていうくらい
やりたい放題。読んでいて、楽しい作品になっている。
ストレス発散にはもってこいの一冊。

★★★★+☆

posted by ゆき at 13:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 田中芳樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月28日

先生と僕

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都会の猫は、推理好き。そして田舎のネズミは…?
あなたのまわりのちょっとした事件、家庭教師の先生とボクが
解決します! こわがりな大学生とミステリ大好きの中学生が
さまざまな謎に挑むライトミステリ。

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とても爽やかな一冊。
身の回りの起こるちょっとした事件を
中学生と大学生のコンビが解消していくという物語なので
おどろおどろしい殺人事件などは出てこない。
主人公の大学生が「怖がりで、ちょー悲観的」という
設定だから当たり前だけど。

私も悲観的だけど、この大学生には負けるね。
それ程、この彼すごくてその悲観ぶりがまた
面白い。そこまで考えるのか?w

中学生と大学生のコンビという事で
てっきり「先生=大学生」だと思ってたら
それも違うし。。
どう違うかは読んでのお楽しみだけれど。。
こういう中学生がいたら、それはそれで面白いかな。
ミステリー好きの私としては、是非お友達に
なってみたいかも。
プラス容姿端麗とくれば尚更ね。w

人物設定も面白く読めたけど
ミステリーの謎解きにいたるまでの過程も
良かった。浅いばかりでなく、深い部分や
社会的問題もそれとなくちりばめてあったし
その解決に至るまでの2人の会話も面白かった。

この作家さんらしい作風の本だった。

★★★☆☆


posted by ゆき at 14:10| Comment(0) | TrackBack(2) | 坂木司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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