2008年10月28日

先生と僕

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都会の猫は、推理好き。そして田舎のネズミは…?
あなたのまわりのちょっとした事件、家庭教師の先生とボクが
解決します! こわがりな大学生とミステリ大好きの中学生が
さまざまな謎に挑むライトミステリ。

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とても爽やかな一冊。
身の回りの起こるちょっとした事件を
中学生と大学生のコンビが解消していくという物語なので
おどろおどろしい殺人事件などは出てこない。
主人公の大学生が「怖がりで、ちょー悲観的」という
設定だから当たり前だけど。

私も悲観的だけど、この大学生には負けるね。
それ程、この彼すごくてその悲観ぶりがまた
面白い。そこまで考えるのか?w

中学生と大学生のコンビという事で
てっきり「先生=大学生」だと思ってたら
それも違うし。。
どう違うかは読んでのお楽しみだけれど。。
こういう中学生がいたら、それはそれで面白いかな。
ミステリー好きの私としては、是非お友達に
なってみたいかも。
プラス容姿端麗とくれば尚更ね。w

人物設定も面白く読めたけど
ミステリーの謎解きにいたるまでの過程も
良かった。浅いばかりでなく、深い部分や
社会的問題もそれとなくちりばめてあったし
その解決に至るまでの2人の会話も面白かった。

この作家さんらしい作風の本だった。

★★★☆☆


posted by ゆき at 14:10| Comment(0) | TrackBack(2) | 坂木司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月17日

切れない糸

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俺、新井和也。家は商店街によくある町のクリーニング屋さ。
新井と洗いをかけた「アライクリーニング店」が屋号。
大学卒業をひかえたある日、親父が急死した。就職も
決まっていない俺は、しかたなく家業を継ぐことに。目下のところ
クリーニング品の集荷が、俺の主な仕事。毎日、お得意さんの家を
訪ねては、衣類を預かってくるというわけ。ところが
あるお得意さんから預かった衣類は…。

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集荷した衣類からヒントを得て
日常の謎を解いていくミステリー。
軽いミステリーなのでもちろん「殺人」はなし。
そして、「人情系」もプラスされている。

まず、クリーニング屋という舞台設定が面白い。
後書きに「クリーニング屋は個人情報を知る事が出来る」と
書いてある、なるほどなぁと納得。

このクリーニング屋を舞台にした事で
この本はより一層、魅力を増してるんじゃないかな。
これが普通の探偵事務所だったりしたら??

クリーニング屋を継ぐ事によって
今まで関わってこなかった自分の商店街
地域と関わりを持っていくことになる和也。
そこには、今まで感じる事も考えた事もなかった
謎があり人情がありそれに触れる事によって
和也は少しずつ成長していく。
謎は和也だけでは解けず、ホームズ役として
友人、沢田が登場する。
この沢田もいい味を出してるんだよね。
和也と沢田の友情がどのように繋がっていくのか?
というところも読み応えがある。

ネタバレあり。
続きを読む方はご注意を。


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ラベル:読書 坂木司
posted by ゆき at 19:05| Comment(2) | TrackBack(4) | 坂木司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月14日

ワーキング・ホリデー

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夏のある日、ホストクラブで働く元ヤン・沖田大和のもとに
突然、息子と名乗る小学五年生の進がやってきた! 息子の
教育上ホストはよろしくない、と大和は昼間の仕事である
宅配便のドライバーへ転身するのだったが……。

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すごく温かいストーリー。
元ヤンホストの大和は息子と一緒に暮らすため
転職する訳だけどそこからがさぁ、大変。

この親子の会話が面白くて
読みながら思わず笑ってしまう。
どっちが親でどっちが子なんだか。。

そう思う場面もありつつ
大和が親らしさを発揮する部分もあり
締めるとこは締まってる。
「あぁ、こういう父親っていいな」って
思わせてくれるんだよね。

息子の進もしっかりしてるだけの子かと思いきや
ラストには子供らしい一面も見せてくれるし。
読んでて思わずホロリ。。。

大和や進を取り囲む脇役達も忘れてはならない。
雪夜やナナ、配送先の同僚や上司。
それぞれ良かったけれど
1番はやっぱりジャスミンでしょう。
もう、最高♪w

そしてこの方の本は初めて読んだけれど
場面、場面が想像しやすく分かりやすい。

「宅配便」という職業が主人公の
仕事として登場する訳だけど
その仕事に対しての愛情みたいなものまで
感じる事が出来る程丁寧に描写されてた。

内容的には、ありふれた内容だったけれど
さくさくっと読ませるだけの力強さがある。
本が苦手な人でもこれなら楽に読めるんじゃないかな。

是非、冬休みの特別講習を読んでみたい。
続編希望。お勧めの一冊。

★★★★+☆

ラベル:読書 坂木司
posted by ゆき at 09:26| Comment(7) | TrackBack(5) | 坂木司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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