2008年11月01日

夢見る黄金地球儀

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首都圏の端っこに位置する桜宮市に突如舞い込んだ1億円。
その名も「ふるさと創生基金」。だがその金は黄金をはめ込んだ
地球儀に姿を変え、今では寂れた水族館にひっそり置かれている
だけとなった――はずだった。が、ある日を境にトラブル招聘
体質の男・平沼平介の日常を一変させる厄介の種へと変貌する。
8年ぶりに現れた悪友が言い放つ。
「久しぶり。ところでお前、1億円欲しくない?」・・・・

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「チーム・バチスタの栄光」シリーズを書いた作者。
「チーム・バチスタ」シリーズは冊数を重ねる事に
面白くなってきたし、最近、読んだ「ジーン・ワルツ」も
面白かったから結構期待してたのに・・・

うーん。医療関係の物語じゃないと
パッとしないのかなっというのが正直なところ。

物語自体には、スピード感があり
さくさくと進むから読みやすいし
とっつきやすいんだけど
インパクトが足りないっていうか。。

「これっ!」といった面白みに
欠けていると思う。
ただ、オマケなのかサービスなのか
「ナイチンゲールの沈黙」で登場した
人物が出てきてるので、この2人の
その後が分かったのは楽しかったんだけど
それだけっていうか。。

キャラの設定も「チーム・バチスタ」シリーズに
比べると弱いしねぇ。。
読む順番が逆だったら、また違った評価だったのかも・・・

「チーム・バチスタの栄光」の感想はこちら
   ↓    ↓
http://xxyukixx.seesaa.net/article/53299102.html

「ナイチンゲールの沈黙」の感想はこちら
   ↓    ↓
http://xxyukixx.seesaa.net/article/58896291.html

「ジェネラル・ルージュの凱旋」の感想はこちら
   ↓    ↓
http://xxyukixx.seesaa.net/article/67821741.html

★★☆☆☆


ラベル:読書 海堂尊
posted by ゆき at 19:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 海堂尊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月19日

ジーン・ワルツ

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美貌の産婦人科医・理恵。顕微鏡下人工授精のエキスパートである
彼女のもとに、事情を抱えた5人の妊婦がおとずれる。
一方、先輩の清川医師は理恵が代理母出産に手を染めたとの噂を
聞きつけ、真相を追うが…。

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今回のテーマは婦人科医療。
婦人科医の減少や、代理母出産など
現実問題をテーマに物語が進められている。

読んでいて、この作者、女性だったけ?と
思う程、女性の内面がよく描かれててビックリ。

少子化対策、少子化対策と言ってる割には
遅々として進まない現在。
もう、作者が言ってる事に同感しっぱなし。

産む人、産まない人、産みたくても産めない人
世の中には色々な事情がある訳で
それを「女性は子供を産むべき」と決め付ける人。。。
確か、「子供を産まない女性は・・・」なんて
酷い発言をした政治家もいたっけ。
こういう差別意識は、男性だけにあらず
女性にもあるというのが同性としては悲しかったりする。。

ちょっと話はずれちゃったけど
同じ女性として、今現在妊娠中の私としては
感情移入せずには読めないほどだった。
特に、ある事情を持った妊婦2人が
「産む」決断をした時には主人公同様
知らず、知らずの内に涙が出たし
出産シーンにも感動してしまった。

読んでいて、自分にも同じ事が起きたら
どうしようと不安になる部分もあったけど
それ以上に楽しみになったかな。

自分の状況が状況だけに
この本と出会うタイミングが良かったのかも。
違う時期だったら、また違う感想だったかな??

男性にも女性にも是非、読んで欲しい一冊。

★★★★+☆

ラベル:読書 海堂尊
posted by ゆき at 14:46| Comment(6) | TrackBack(3) | 海堂尊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月20日

ジェネラル・ルージュの凱旋

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桜宮市にある東城大学医学部付属病院に、伝説の歌姫が
大量吐血で緊急入院した頃、不定愁訴外来の万年講師
田口公平の元には一枚の怪文書が届いていた。
それは救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と
癒着しているという匿名の内部告発文書だった・・・。

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「ナイチンゲールの沈黙」の裏側(?)で起こる
(どっちが裏で表かははっきりしないけど・・・)
もう一つの事件。。
なので、同じセリフや情景描写が出てくる。

今作品は医療現場の理想と現実の差を
はっきりと書いている。
まぁ、難しいことはさておき
さくっと読める内容になっていて
シリーズ作品の中では1番読みやすかったし
感情移入もしやすかったかな。

ただ、白鳥の活躍が前2作品に比べると少なく
少し迫力がなかったような気がする。
白鳥の登場が少なかった分、噂の(?)姫宮が
登場したからそれでカバーしてたのかな。
姫宮、想像とちょっと違ったよ。
まぁ、それはそれで面白かったんだけどw

シリーズを重ねる事に登場人物の個性が
どんどん濃くなっていて読む方としても
次が楽しみなシリーズになっている。

ラストは次への伏線だよねぇ。。あれって。
しっかりしてるw。

「ナイチンゲールの沈黙」の感想はこちら
   ↓    ↓
http://xxyukixx.seesaa.net/article/58896291.html

★★★★+☆

posted by ゆき at 15:35| Comment(4) | TrackBack(3) | 海堂尊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月04日

ナイチンゲールの沈黙

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東城大学医学部付属病院、小児科病棟に勤務する浜田小夜。
担当は、眼球に発生する癌網膜芽腫(レティノブラストーマ)の
子供たち。眼球を摘出されてしまう彼らの運命に心を痛めた
小夜は、子供たちのメンタルサポートを不定愁訴外来
田口公平に依頼する。
その渦中に、患児の父親が殺され・・・・・・・・・・。

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チーム・バチスタの栄光に次ぐ第二弾。
今回は全作品より専門用語が少なく読みやすかった。
個性溢れる登場人物が前作より増え
より一層パワーアップした感じ。

前作品でも感じたことだけど
やぱり今回もミステリーを楽しむのではなく
登場人物達のやりとりを楽しむような設定。
だって、最初から犯人も動機も分かっちゃうしね。
どういう風に犯人を追い詰めていくのか?というのを
軸にして色々な人間模様が絡まりあい物語りが進んでいく。
飽きもせず、だらける事もなく一気に読めたのは
前作より面白くなってるからかな。

ただ、ラストの犯人が自白(?)するシーン。
これってありなの?っていう設定には
ちょっと「うーん」と思わざるを得ない。
非現実的過ぎるというか。。

★★★★☆

posted by ゆき at 23:27| Comment(2) | TrackBack(1) | 海堂尊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月30日

チーム・バチスタの栄光

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東城大学医学部付属病院では、心臓移植の代替手術である
バチスタ手術の専門チーム「チーム・バチスタ」を作り
次々に成功を収めていた。ところが今、三例続けて術中死が
発生している。しかも次は、海外からのゲリラ少年兵士が
患者ということもあり、マスコミの注目を集めている。
そこで内部調査の役目を押し付けられたのが、神経内科教室の
万年講師で、不定愁訴外来責任者・田口と、厚生労働省の
変人役人・白鳥だった……。

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「このミステリーがすごい!大賞」受賞作。
いやぁ、これもやっと読む事が出来た。
最近、このセリフ多いような・・・w

この本は大きく前半、後半に分けられると思う。
前半は、バチスタ手術や医療に
関係する部分が多く専門用語が多い。
そして淡々と進む事もあり、なかなか読みづらい。
正直、何度も挫折しそうになった。

後半、白鳥が登場すると
物語の展開が早くなる。なる。
ここからは目が離せなくなり
ラストまでテンポよく一気読み。
主人公・田口と役人・白鳥の会話が絶妙で
2人揃うと個々のキャラが生きてくる。

この本はミステリーを楽しむというより
主人公はじめそれぞれの登場人物を
楽しむのがメインのように感じる。
これがデビュー作とは思えないほど
人物描写は見事。

白鳥は奥田英朗作品に出てくる
登場人物とかぶるんじゃないだろうか。

シリーズ化されてるので是非、読んでみようと思う。

★★★+☆☆

posted by ゆき at 20:30| Comment(4) | TrackBack(9) | 海堂尊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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