2008年11月04日

ぼくの手はきみのために

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幼馴染のひろと聡美。小さい頃は聡美が弱虫のひろを守ってくれた。
が、11歳の夏、聡美は突如、倒れてしまう。さまざまな治療を
試みるが、結局発作を止められたのは、背中をさすってくれるひろの
手だけだった……。

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「高純度恋愛小説」という事で読んだのだけど・・・
相変わらずの優しい文章、独特の雰囲気
そして、彼らしい表現力。。。

今回読んだ本は、3編からなる短編集。
で、表題作の
「ぼくの手はきみのために」と
「透明な起動」は良かった。

表題作の「ぼくの手はきみのために」は
1番短い50ページ程だったんだけど
あっという間に惹きこまれたし
「透明の起動」も、すぐに惹きこまれた。
それぞれが相手の事を思いやる気持ちが
文章を読んでいてとても伝わってきたし
優しく優しく流れていく時間が伝わってきて
こちらまで切なくなった。
ラストもとても良かったし。。。

でも、ラストの1編が・・・
私にとっては、感情移入できなく
読み終わった後も、何も残らなかった。
このラストの1編がなぜか
1番長かったんだよね。
この作品がなかったら間違いなく
★5個だったんだけど・・・

★★★★☆


posted by ゆき at 23:55| Comment(2) | TrackBack(3) | 市川拓司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月12日

そのときは彼によろしく

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小さなアクアショップを営む「ぼく」のもとに
一人の美しい女性がアルバイトにやってくる。
やがて二人の間にあった不思議な縁が
ぼくの人生を動かし始める・・・。

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映画化された作品なので有名なのではないだろうか?
「お勧め」とは聞いていたのだが
今まで読んだ市川作品2冊が、お勧めと言われながらも
★5つではなかったせいか、なかなか読む気になれず。。
でも、「映画化」と聞いてそれならば・・・と思い
やっと借りてきて読んでみた。

ネタバレあり。
続きを読む方はご注意を。


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posted by ゆき at 19:55| Comment(4) | TrackBack(4) | 市川拓司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月07日

Separation

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幸せに暮らしていた二人―ところが、ある日妻が突然
若返りはじめ、静かにゆっくりと哀しい結末へといたる…
「Separation―きみが還る場所」
恋人の心の声が聞こえるようになってしまった
青年の苦悩と喪失の物語…
「VOICE」切なく哀しい2編の恋愛物語。

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私的には「今、会いに行きます」より好きかも。
淡々と切々と物語が展開されている。

文章はこれがデビュー作という事でもあり
拙い部分も感じられるが
とても綺麗で透明感があるように感じた。
そして、それぞれの登場人物にも魅力があり
心理描写が細かくされているだけに
ストーリーにも入りやすかったと思う。

哀しく切ないけれど
優しさやあたたかいものが残る本。

ただ、ちょっとがストーリーが現実離れしてるので
好き嫌いが分かれる本かも。

★★★★☆



posted by ゆき at 18:41| Comment(0) | TrackBack(1) | 市川拓司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月17日

いま、会いにゆきます

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父子家庭に起こる愛の奇跡―
わずか6週間のその奇跡が、父に子に、永遠に
生きつづけるかけがえのない心の宝を与えてくれます。
アーヴィングヴォネガットをこよなく愛し
リリカルだが湿度のない、軽いユーモアを
含んだ語り口が、静謐な慈しみに満ちた愛情の
物語をあざやかに描き出します。
読者の一人一人が心の奥底で共有できる記憶が
この物語にはあるはずです。
哀しいけれど幸福な、最高の恋愛小説です。

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映画にもなる程の話題作だったので期待して読んだ。
この期待が悪かったのか。。。
確かに、切なく哀しく幸福な感じはするけれど
ストーリーに入りきれなかった。
ラスト、ちょっとした謎解き部分があるのだけど
私は不要だったなぁと。
謎のまま終わった方がもっと心に残ったかもしれない。
しかし読む価値ありの1冊だとは思う。

★★★+☆☆


posted by ゆき at 14:45| Comment(0) | TrackBack(1) | 市川拓司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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