2006年11月08日

町長選挙

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離島に赴任した精神科医の伊良部。そこは、島を二分して
争われる町長選挙の真っ最中だった。伊良部もその騒動に
巻き込まれてしまい…。トンデモ精神科医の暴走ぶり健在!

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全4編からなる短編集。
今回も一気に読んでしまった。
ただ、今回の作品の内、3編は有名人をモデルに書いており
その個性と心情が際立っていて伊良部より面白かった。
実際の出来事と比べながら読んでみると
本当に本人達の気持ちはそうであったかもと
思ってしまうからこれまた不思議。

最後の短編は伊良部らしさ爆発。
彼の魅力もたっぷり、パワーアップしたマユミも
存在感があり読んでいて楽しかった。

本気なのか冗談なのか
これで患者を治療してしまうのだから凄い。
こんな先生だったら、患者も幸せかもね。

ただ、シリーズなので1作目を読んだ時よりは
インパクトが弱いかも。それでもお勧めしたい本。

★★★★+☆



posted by ゆき at 17:33| Comment(0) | TrackBack(4) | 奥田英朗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月02日

マドンナ

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42歳の課長さん、17歳年下のキャリアガールに恋をする。
おたくの職場、どうよ?ユーモアとリアリティ。

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中間管理職の男性が主人公の短編集。
会社の中での色々なしらがみがあり
家庭に帰れば嫁も居て子供も居て
またそこで色々な出来事が待ち受けていて。。

自分は男性でもなく中間管理職でもないけれど
この本に出てくる主人公の心情は
なるほどなぁと思うものがたくさんあった。

ありそうなで、なさそうな
なさそうで、ありそうな話を
ユーモアたっぷりに書いてある。

主人公の奥様達も物語に
花を添えていて、その言葉や態度が気持ちいい。

また、テレビドラマにしたら面白そうだとも感じた。
読み終わった後、おじさま方に優しくなれるかも。

★★★+☆☆




ラベル:奥田英朗 読書
posted by ゆき at 16:50| Comment(0) | TrackBack(5) | 奥田英朗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月17日

空中ブランコ

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人間不信のサーカス団員
尖端恐怖症のやくざ
ノーコン病のプロ野球選手。
困り果てた末に病院を訪ねてみれば…。
ここはどこ?なんでこうなるの?
怪作『イン・ザ・プール』から二年。
トンデモ精神科医・伊良部が再び暴れ出す。

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今回も面白かった。
伊良部にかかれば、どんな悩みも
ちっぽけな事に感じるから不思議。。
見方を変えれば、案外、悩んでる事というのは
自分が思ってるより小さいのかもしれない。
人それぞれ、心の中で葛藤があって苦しんでる。

そこから立ち直るのは自分の力であったり
人からもらった元気だったり。。。。

「空中ブランコ」の中で「女流作家」という短編がある。
看護婦マユミの言葉にこの主人公は本当に救われる。

マユミの言葉を聞いて主人公は

「人間の宝物は言葉だ。
 一瞬にして人と立ち直らせてくれるのが、言葉だ」と。

言葉って誰もが普通に使ってるだけに
どれだけ大事かという事を忘れてしまうのではないだろうか。
この短編が1番のお気に入りになった。

★★★★+☆

posted by ゆき at 18:29| Comment(1) | TrackBack(3) | 奥田英朗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月12日

イン・ザ・プール

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どっちが患者なのか?
トンデモ精神科医伊良部の元を訪れた悩める者たちは
その稚気に驚き、呆れ…。
水泳中毒、ケータイ中毒、ヘンなビョーキの人々を
描いた連作短篇集。

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こんな精神科医でいいのか?
あまりにも面白すぎる。
医者と患者、どっちがどっちなんだか。。
それぞれに出てくる患者も個性的で面白いが
この患者に負けてない精神科医って。。
的を得てる発言も有り
真面目なんだか不真面目なんだか。
さくさくっと読めてしまう。

★★★★+☆


posted by ゆき at 19:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 奥田英朗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月30日

真夜中のマーチ

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青年実業家気取りのパーティー屋ヨコケン。
むっつりすけべの一流商社マン、ミタゾウ。
高飛車で強がりのモデル、クロチェ。
ひょんなことから10億円強奪の計画に
乗ることになった3人だが……。

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面白かったぁぁぁ!!
スピード感溢れ二転三転するストーリー。
ドラマで言うなら一時も目が離せないという状況か。
読み終わった後はスカッとする。
この方の本は初めて読んだけど他の作品にも興味が沸いた。
お勧めの1冊。

★★★★★



ラベル:奥田英朗 読書
posted by ゆき at 18:03| Comment(0) | TrackBack(7) | 奥田英朗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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