2007年11月21日

ちょっと探偵してみませんか

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25の謎であなたに挑戦する、鬼才岡嶋二人の傑作推理短編集。
犯人はだれか、なぜ完全犯罪は破れたか
暗号やダイイング・メッセージの解読。
「ちょっと考えてみて下さい」という文章が
探偵ゲームの始まりです。

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さくっと読めるかと思いきや
「ちょっと考えてみて下さい」と言われると
つい、「あーでもない、こーでもない」と
考え込み、推理してる自分がいた。

1編が10ページ程からなる短編集ばかりなので
1作品を読み終わるのにそんなに時間が
かからないはずなのに。。
いやいや、予想以上の時間をとられた。

推理としては、簡単に分かるものもあれば
難しいものもある。
中には、今では通じないトリックもあったりして・・
まぁ、書かれた時代が時代なので仕方ないんだけど。

気軽に読もう、寝る前にちょっと。。と思いつつ
ページを開くと寝れない夜になる事間違いなしw。

★★★+☆☆

posted by ゆき at 19:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 岡嶋二人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月19日

ダブルダウン

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ボクシング、フライ級4回戦。対戦中のボクサー2人が
青酸中毒で相次いで倒れ、死亡した。編集者の福永麻沙美は
週刊誌記者の中江聡介、ボクシング評論家の八田芳樹と真相
を追い始める。衆人環視の二重殺人トリックは?二転三転する
事件の陰に巧妙に身を隠す意外な真犯人とは?

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ボクサー殺害の話なのでボクシングの知識がないと
難しいかなぁと思いながら読み始めたのだが
そんな心配は杞憂に終わった。
ボクシングのルールを知らなくても十分
楽しめる本になっている。

まぁ、犯人はあっさりと分かっちゃうんだけどね。
犯人が分かってしまう事を除けば
次から次へと転がっていく展開は面白い。
どんな手がくるのかなぁとつい考えてしまうし
明かされたトリックは「巧い」と思えた。
まぁ、多少の強引さはあるけれども。

この本の解説をしている吉野仁が
井上夢人が「おかしな二人」の中で
本作を「最悪の出来」と書いていると言っている。

そこまで悪い出来だとは正直思わない。
それとも、私が彼らの作品をまだ全て読んでいないから
そうは思わないのだろうか?

もしかすると彼らの作品を読破した後には
また違う評価になるのかもしれないな。

★★★+☆☆

posted by ゆき at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 岡嶋二人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月25日

クリスマス・イヴ

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山深い別荘でのクリスマス・パーティーに向かった敦子と喬二。
夜になって到着したその別荘はまっ暗で、荒らされた室内には
友人の血まみれの死体が……。
雪に閉ざされ孤立した別荘地でイヴの夜に起こった恐ろしき惨劇。
凶悪で強靱な殺人鬼から果たして逃れることはできるのか!?

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ミステリーかと思って読み始めたらホラーだった。
読んでいて「13日の金曜日」を連想してしまった。
読んだ人は、多分、みなこの映画を連想するだろう。

作者が作者なので
どこぞにミステリー的な部分があるかも?
と思いつつ、注意深く読むも最初から最後まで
ホラー一貫。
彼らにしては珍しい作風になっていると思う。

描写的に、今はもっと過激な描写の本がたくさん
あるのでそんなにインパクトはないが
殺人鬼から逃げる主人公達には引き込まれる。
次、次と襲い掛かる罠。罠。罠。
そこからどうやって逃げるのか?

ラストの展開が、容易に想像出来たにもかかわらず
読む手が止まらなかった。

★★★★☆





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2006年09月17日

殺人!ザ・東京ドーム

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巨人×阪神戦で繰り返される惨劇!

密かに日本に持ち込まれた南米産の猛毒クラーレ。
巨人対阪神戦に沸く東京ドームで、この毒を塗った
矢による殺人事件が発生した。大観衆5万6000人の面前にも
かかわらず、犯行現場の目撃者は皆無。
さらに、翌日の同一カードでも凶行は繰り返され
スタジアムはパニックに陥った。

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犯人の心理描写を書いた作品。
なので、ミステリーとは違い、読んでいてあまり緊張感はない。

この犯人、気が弱いというか少しおつむが弱いというか
そういう設定。至って本人は大真面目なのだが
読んでいるこちらとしては苦笑が伴うシーンがあったり
どういう思考回路なんだと考えさせられるシーンがあったりと。。

そんなストーリーなので、警察が介入してくるシーンも
便乗犯が出てくるシーンも、なんだかなぁという印象に
なってしまって盛り上がりに欠ける。

ただ、現実問題として本当にこういう人が居るかもしれないと
思わせる作品にもなっているので読んだ後は
少しの不気味さが残る。

★★+☆☆☆

posted by ゆき at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 岡嶋二人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月15日

七日間の身代金

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プロデビューを目指す若き
音楽家カップルの千秋と要之介。
ある日、富豪の後添いとなった友人から
弟と先妻の息子が一緒に誘拐されたと相談を受ける。
身代金の受け渡し場所は
どこにも逃げ場のない湘南の小島。
にわか探偵と化した二人は犯人を追うが…。

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私が読んだ岡嶋二人の本の中で
「99%の誘拐」に次ぎ、面白い。

犯人は半分も読めば大体予想出来た。
ただ、ラストまでトリックの1つが分からなくて
ラストの種明かしのシーンで「なるほどぉ」と納得。
主人公の2人もなかなかいい味を出してると思う。

ただ、書かれたのが何年も前なので
読んでると時代を感じる部分もある。
これも魅力のひとつと感じるかどうかは
読者次第。。。

岡嶋二人という作者は「誘拐」が題材だと
魅力たっぷりの本になるのか?という疑問も。。。
読んでない本があるので、読んで確認するしかない。

★★★★+☆


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2006年07月01日

そして扉が閉ざされた

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富豪の若き1人娘が不審な事故で死亡して3カ月
彼女の遊び仲間だった男女4人が遺族の手で
地下シェルターに閉じ込められた!
なぜ?そもそもあの事故の真相は何だったのか?
4人が死にものぐるいで脱出を試みながら推理した
意外極まる結末は?

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面白かった。。けど物足りなかった。。というのが正直なところ。
普通、こんな閉じ込めらた状態で疑心暗鬼の4人が揃ったら
もっとドロドロした人間関係があってもいいようなものだが。。
綺麗すぎるなぁという印象。ラストもラストでその後の話が欲しい。
ミステリーと思いきや純愛?ちょっと中途半端かな。
岡嶋二人の本でこの本を1番最初に読んでいたら
★の数はもう少し増えたかも。

★★★☆☆







posted by ゆき at 23:49| Comment(0) | TrackBack(1) | 岡嶋二人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月22日

眠れぬ夜の報復

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時効の壁を乗り越え、殺人犯を追う男の執念。
「なぜ僕の家が狙われたんだ」
16年前、押込み強盗に両親と妹を殺された
プロボウラー草柳は、偶然見付けた盗品のボールに
犯人の手掛りをつかんだ。
時効が成立した事件の犯人を逮捕できるか?
密命を帯びた菱刈率いる捜査第0課は
盗聴、変装、囮捜査と手に汗握るスパイ大作戦で
解決不能な難事件に挑む!

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色々な人物の視点からストーリーが進むせいか
どの人物も中途半端に感じ、ストーリーに入りきれなかった。
テンポの良さはあるものの
前半でストーリーの展開が読めてしまい
物足りなさを感じる。
「99%の誘拐」があまりにも面白かったので
期待しすぎたのか。。。

★★+☆☆☆

posted by ゆき at 19:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 岡嶋二人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月13日

クラインの壷

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識を遥かに超える擬似体験ゲーム機
「クラインの壷」が開発された。
スクリーンに映すべき映像を網膜に直接映し
聴覚嗅覚触覚全てが現実そのままに感受される―
だがそのテストモニターが消え謎の組織が動き始めたとき…。

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SFかな?映画「トータルリコール」を思い出す。
虚構と現実が入り混じるストーリー。
「99%の誘拐」程のスピード感はないものの読みやすい。
ラスト、「どっちなんだ?」と迷わずには居られない。

★★★+☆☆

posted by ゆき at 21:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 岡嶋二人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月10日

99%の誘拐

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昭和51年、カメラ、OA機器メーカー・リカードの
開発事業部長・生駒洋一郎が43年に起きた
息子慎吾の誘拐事件の手記を残して病死した。
昭和63年、リカードの武藤社長の孫・葛原兼介が誘拐された。
しかも、パソコン通信を使って。
犯人からの要求は、10億円のダイヤの原石。
そして、運搬役に指定されたのは
リカードに入社していた生駒慎吾だったのだ。

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本屋さんで衝動買いした1冊。
「面白かった!!」
この一言につきるのではないだろうか。
続きが気になって食欲を忘れさせる程の魅力。
最後まで、どうなるんだろうと思いつつ
手に汗握って読んだ本。

ミステリーとアクションの両方が楽しめる
作品になっている。

この本、88年に書かれているが
全く古臭さを感じることはない。
それだけ描写が素晴らしいということか。

この作者の本はこれがが初めて読んだ本だったが
是非違う本も読んでみたいと思った。

★★★★★


posted by ゆき at 19:38| Comment(2) | TrackBack(1) | 岡嶋二人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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