2006年12月16日

夜のピクニック

**********************************************************************

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が
夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。
甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。
三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。
学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと
歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。

**********************************************************************

図書館で予約待ちをして読んだ本。
予約してから手元に来るまでが長かった。
映画化になった事もあり話題の1冊になっている。

「心理描写」が見事!
この一言に尽きると思う。
男女高校生の微妙な気持ちの動きや人間関係などが
細かく書いてあり、さくさくと読める。

この本を読んで、久しぶりに高校生の時に
戻りたいと思った。
今では感じる事が出来ない事を
自分も学生の時は色々感じてたんだろうな。
本の登場人物が少し羨ましくなった。

学校行事、参加してる時は面倒だったり
大変だったりするけれど、覚えてる事って
楽しかった事より、結構苦労した事や
頑張った事だったりするから不思議。
今の高校生に読んで欲しい1冊。

「みんなで、夜歩く。
 ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう」

★★★+☆☆

posted by ゆき at 21:26| Comment(6) | TrackBack(9) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月12日

エンド・ゲーム

**********************************************************************

「裏返さ」なければ「裏返される」??
正体不明の「あれ」と戦い続けてきた拝島親子。
だが母が倒れ、残るは一族最強の力を持つ娘だけに。
息もつかせぬ展開の果てに、驚愕の真相が明らかに!

**********************************************************************

ゲーム=オセロゲームになぞらえてるというのは
分かるのだが。。
少し意味不明の部分があるものの
読み応えは十分。
もう少し分かりやすく書いて欲しかった。
読み返しが必要。

★★★☆☆

posted by ゆき at 19:31| Comment(2) | TrackBack(1) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月16日

蒲公英草紙

**********************************************************************

舞台は20世紀初頭の東北の農村。
旧家のお嬢様の話し相手を務める
少女・峰子の視点から語られる
不思議な一族の運命。時を超えて人々は
めぐり合い、約束は果たされる。
切なさと懐かしさが交錯する感動長編。

**********************************************************************

常野物語の第2弾。常野物語のエピソードが
少なかったのに少し不満を感じるが魅力は十分ある。
今回は第三者の視点から常野一族の事が
語られているのも新鮮。
思わず涙するシーンもあるのだが
ただラスト、伏線がたくさん有り過ぎて
結局、何が1番言いたかったのか
分からない部分もあるように感じる。

★★★★☆

posted by ゆき at 14:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月05日

球形の季節

**********************************************************************

四つの高校が居並ぶ、東北のある町で
奇妙な噂が広がった。
「地歴研」のメンバーは、その出所を追跡調査する。
やがて噂どおり一人の女生徒が姿を消した。
町なかでは金平糖のおまじないが流行り
生徒たちは新たな噂に身を震わせていた…。

**********************************************************************

学園物と言えば、学園物だけど
土地の話と言えば、土地の話のような。
独特の世界観を持ってる人だなと感じた。

最初は展開が遅く、少しイライラしたが
途中から先がまったく読めず
ぞくぞくして思わず先に先にとページをめくっていた。
ホラーとまではいかないが「ちょいこわ」って感じ。
精神的な部分が多く書かれてるからそう感じたのかも。

しかし、ラストが中途半端に感じた。

★★+☆☆☆

ラベル:読書 恩田陸
posted by ゆき at 12:56| Comment(3) | TrackBack(4) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月31日

光の帝国 常野物語

**********************************************************************

穏やかで知的で、権力への志向を持たずに生きる常野の一族。
人を見通し、癒し、守る、その不思議な能力は何のために
存在するのか。

**********************************************************************

不思議な力を持った人々のお話。
悲しく淋しく儚さを感じる話でもある。
短編集なのだが、繋がっている。
第1話目で引き込まれ、第2話目で面白いと思い
第3話目で本を捲る手が止まらなくなっていた。
恩田陸の本は何冊か読んだ事があるが
ここまで引き込まれ面白いと感じた本はこれが初めて。
同じシリーズで後2冊出版されているらしい。
続編を読むのが楽しみ。

★★★★★

posted by ゆき at 13:07| Comment(2) | TrackBack(2) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。