2009年01月22日

聖女の救済

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「これは完全犯罪だ」 男が自宅で毒殺されたとき
離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。
草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。
湯川が推理した真相は…虚数解。「ガリレオ」情念の長篇。

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お勧めの一冊!面白かった。
「流星の絆」を読んだ後だからだったりして。。w

ミステリー要素たっぷりでこれぞ
「東野圭吾作品!」って感じ。

タイトルを見て自分なりにラストを
予想してたんだけど
それを見事に心地よく裏切られ
タイトル「聖女の救済」の意味
読み終わった後、「なるほどぉ。納得」と
すんなり自分の読後感に納まった。
うまいタイトルをつけたもんだなと・・・

この本では、「犯人が誰か?」を
考えるのではなく、犯人が
「どうやって殺人を犯したのか?」という
トリックが最大の難関。。。
自分なりに想像して考えるのだけど
これがなかなか・・・・
ラストにたどり着くまでには、もちろん
色々な伏線が張ってあるし、読みながらも
途中で「ん?」と引っかかる部分があるのだけども
トリックが分かった時点で、すぅ〜と
気持ちいいくらい、綺麗に解決する。。

ネタバレになるから、あまり詳しく
書けないのが残念。

そうそう、本作品に福山雅治の曲を聞いている
シーンが登場してきたのには、笑えた。
しっかり、リンクしてるやん。って感じで。。w

興味のある方は是非、どうぞ。
読んで損のない一冊だと思う。

★★★★★

posted by ゆき at 13:19| Comment(5) | TrackBack(9) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月29日

流星の絆

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惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹。

「兄貴、妹(あいつ)は本気だよ。
俺たちの仇の息子に惚れてるよ」

14年後――彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は
妹の恋心だった・・・・

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図書館にて予約待ちをしてたけど
待ちきれず、とうとう購入・・・w

「あ、これってドラマ化前提?」と
思ったのが率直な感想。
決してつまらない訳じゃなく面白い部類に
入ると思うんだけれど、「軽い」。

東野圭吾ファンとしては、やはり
今まで読んだ作品と比べてしまう訳で。。。

「絆」がテーマの作品であると思うのだけど
それだったら、養護施設での生活などの
描写を詳しく入れるべきだったのでは?
と思ってしまう。
事件があった当日に3人で流星を見て
養護施設に入ってた時に、また流星を見てと
これだけを前面に押し出され「絆」を
強調されても、物足りない。

それとも「流星」がポイントではなく
「ハヤシライス」が「絆」のポイントなのかな?
ハヤシライスでもいいんだけど
その味を当時6歳だった妹がはっきりと
断言するのもどうかと。。
長男が断言するならまだしもなぁと
なんだか、批判的な私だけれど・・・

それなりの伏線はあるものの
犯人は途中で分かってしまうし
主人公達のラストの行動も
「うーん」って感じで
私としては中途半端に感じる。

 「息もつかせぬ展開、張り巡らされた伏線、驚きの真相 
  涙がとまらないラスト。すべての東野作品を超え
  現代エンタメの最高峰」

という作品紹介もあったけど、これは大げさなのでは?
このコメントに期待して読んだからこそ
辛口評価になるのかもしれないが・・・。

「東野圭吾」作品だからこその
この評価だと思わざるを得ない。
他の方が同じような作品を書いたなら・・・

慌てて、買う程ではなかったかな。

★★+☆☆☆


posted by ゆき at 22:13| Comment(7) | TrackBack(10) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月28日

天使の耳

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天使の耳をもつ美少女が兄の死亡事故を解明。

深夜の交差点で衝突事故が発生。信号を無視したのは
どちらの車か!?死んだドライバーの妹が同乗していたが
少女は目が不自由だった。しかし、彼女は交通警察官も
経験したことがないような驚くべく方法で兄の正当性を証明した。
日常起こりうる交通事故がもたらす人々の運命の急転を活写した
連作ミステリー。

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作品紹介にもあるように「交通事故」を
テーマにしたミステリー。
1つの事故からここまで、話を広げていくのは
さすがとしかいいようがない。

そして、日常、自分にも起こりえるような
事件が題材だからこそ、読んでいて
怖かったというか、背筋が冷たくなったというか。。。

短編集なんだけど、短編と思わせない構成と
ラストの仕掛け。どれを読んでも
さすが「東野圭吾」と言わざるを得ない。
読み終わった後は、ちょっとした長編を
読んだ気分になると思う。

車を乗る人に是非、読んで欲しい一冊。

私も今後、今まで以上に運転マナーや
交通ルールに気をつけようと思った。

★★★★+☆

posted by ゆき at 06:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月27日

夜明けの街で

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不倫するやつなんて馬鹿だと思ってた。
しかし、僕は越えてはならない境界線を越えてしまう。
しかも、その彼女にはある殺人事件の容疑がかかっていた。
事件はまもなく時効を迎えようとしていた…。

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今、話題の作品。本屋でも平積みされてるのを
よく目撃する。やっと図書館から借りる事が出来た。
不倫&ミステリー要素がたっぷり。

不倫する男性の心理描写がとても見事で
東野さん、経験あるんじゃ。。なんて
つい変な疑惑まで持ってしまう。

で、この本を読んで思ったのは
「女って怖い!」

ん?こういう感想、少し前にも持ったような・・・w

ネタバレあり。
続きを読む方はご注意を。


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posted by ゆき at 22:05| Comment(2) | TrackBack(2) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月26日

手紙

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強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには
獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛
就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに
「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。
人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の
家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。

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古本屋さんで半年程前に見つけ、即買いしたにも係わらず
ずぅーっと放置していた本。やっと読めたよ。

この本のテーマはずばり「差別」。
まぁ、読んだ方なら誰でもそう思うだろうけど。
映画にもなった話題の作品。

殺人を犯した兄を持つが故に苦しむ弟。
罪を犯したのは「兄」でも
やはり血の繋がりがあるというだけで
その弟に対して、世の中の人の見る目が
厳しくなるのは、現実かもしれない。

読んでいて直貴の辛さや葛藤、怒りが
痛い程伝わってきて感情移入してしまったけれど
では、実際、私の周りに直貴のような人が居たらと
考えると、同じような態度で接しない自信なんて
全くなくて。。。

人間は、誰しも人を「差別」する心を
持っているんじゃないかな。
それは「罪」だけに対する差別だけじゃなく
色々な物事や人に対して。
そういう人間の悲しい性をこの本を
読んでまざまざと見せ付けられたような気がした。

最初から最後まで辛い話で
ラストも救われようがない。

「人の道を踏み外すような事は絶対してはいけない」

映画を観てみたいと思った。

★★★+☆☆

posted by ゆき at 12:14| Comment(10) | TrackBack(11) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月19日

使命と魂のリミット

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心臓外科医を目指す夕紀は、誰にも言えないある目的を
胸に秘めていた。その目的を果たすべき日に、手術室を
前代未聞の危機が襲う。あの日、手術室で何があったのか?
今日、何が起きるのか? 心の限界に挑む医学サスペンス。

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作品紹介を読まず、読み始めたので
最初は主人公夕紀の成長ストーリーかと
思ったが途中から様相が違ってきた。

今回はミステリーより、ヒューマンドラマ色が濃く
2時間ドラマにでもありがちな設定というか
展開だなぁというのが正直な感想。

夕紀、七尾、譲治の3人の視点から
話が進むのだけど、もう少し深く描写して欲しかったかな。

特に七尾の状況。
彼だけ物語が完結してないと思うのは私だけ?
3人の立場からの「使命」というものをテーマにし
心(魂)の葛藤を書いてるんだけれど
うーん。展開が読めてしまって
いまひとつなんだよなぁ。
それに一応主人公だと思うんだけど夕紀の
魅力の乏しさがなんだかねぇ。

他の方々の感想を読んでいると
結構高い評価なのが正直驚きで。。
期待しすぎたのがいけなかったのか?

でも、
「人にはみんな果たすべき使命がある」
このセリフはピカいち♪

★★+☆☆☆

posted by ゆき at 18:07| Comment(8) | TrackBack(11) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月02日

ある閉ざされた雪の山荘で

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早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは
オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。
豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。
だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ
彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか?

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「本格推理」なんだけど、そうじゃない。
パロディー?的な感じ。

この本を読んでいて思い出したのが
アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」
まぁ、この本のタイトルは本文中にも出てくるから
作者は意図してるんだろうけど。

物語は2重にも3重にも構成されている。
そして読んでるうちに気づくのだが
視点が主人公・久我とその他の人物に変わる。
久我の視点からの展開は色々な突っ込みもあり面白い。
また、芝居か現実かと登場人物と共に
読者を惑わせるようにもなっている。

でも、途中からスポッと黒幕というか
犯人というのが分かってしまった。
ちょっとが不自然すぎる部分と
久我の推理を考えれば分かるのではないだろうか。

それでも、ラストの展開には少し驚いた。
そういう意味での視点切り替えかと。
途中で犯人が分かっても先を読ませるだけの
魅力があるのはさすがというべきか。

この本、ミステリーを楽しむというよりは
きっと本の構成を楽しむべき本なのだろう。

作者も本の表裏紙に
「ストーリーは題名のとおり。
 本格もどき、つまり本格推理のイミテーションを目指した。
 本物とは一味違うところがミソなのだ」と書いてある。

この本を読む前に「そして誰もいなくなった」「Yの悲劇」
「グリーン家殺人事件」などを読んだ方が
作者のいわんとする意味が分かると思う。

★★★☆☆

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ラベル:読書 東野圭吾
posted by ゆき at 01:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月29日

探偵ガリレオ

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突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体
池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…
警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件に
ぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。
帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学。
常識を超えた謎に天才科学者が挑む
連作ミステリーのシリーズ第一作。

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5編からなる短編集。
それぞれのタイトルはインパクトがあり
面白いと思った。

物理学的というか科学的というか。。
その方向で謎を解いていく。
謎解きが終わってもその言葉に
馴染みがないので「ほぉー」と感じる程度で
本当に理解できたのかと聞かれると怪しい。

草薙と湯川の掛け合いが面白いということ。
短編だということで読み易いものはあるが
とっつきにくいというのが正直な感想。

理系の人だったら、気に入るのかも。

「容疑者Xの献身」を先に読んだのも
まずかったのかもしれないなぁと。

★★+☆☆☆



posted by ゆき at 22:53| Comment(6) | TrackBack(6) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月22日

毒笑小説

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塾にお稽古に家庭教師にと、VIPなみに忙しい孫。
何とかゆっくり会えないものかという祖父の訴えを聞いて
麻雀仲間の爺さんたちが“妙案”を思いつく…。
前代未聞の誘拐事件を扱った「誘拐天国」をはじめ
毒のある可笑しさに満ちた傑作が1ダース!

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12編からなる短編集。

内容としては、人間の自業自得の部分や
ミステリーあり社会問題ありと
充実してると思う。
現実離れしてる物語もあるが
将来を考えると、こういう事になるかもしれないと
思ってしまった。

短編集ということ
内容的にも先を読ませる力が多少はある事
そういう意味では読み進め易い。
しかし、自分としてはちょっと不満気味。
「毒」も「笑」も自分にはちょっとが物足りなかった。

★★+☆☆☆

ラベル:読書 東野圭吾
posted by ゆき at 17:39| Comment(0) | TrackBack(2) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月01日

分身

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私にそっくりな人がもう一人いる。
あなたにそっくりな人がもう一人。
札幌で育った女子大生と、東京で育った女子大生…。
宿命の二人を祝福するのは誰か。

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同じ疑問を感じ、それぞれが自分の出生を
調べようとする。
このストーリーはそんな感じで始まる。
札幌で育った鞠子、東京で育った双葉。
それぞれの視点から物語は展開する。

2人の心情がよく描写されてると思う。
それゆえに、最先端医術に対しての
警告ともいえる事柄がより鮮明に
読み取れるのではないだろうか。

多少、先が読めし、題材も
今では珍しくないものだが
それを補うだけの魅力がこの本にはあり
物語に惹きつけられる。

ラスト、一気に
詰め込んだような気がしないでもない。
そういう意味で少々不満が残る。

★★★☆☆



posted by ゆき at 17:22| Comment(0) | TrackBack(1) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月21日

時生

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不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき
宮本拓実は妻に二十年以上前に出会った少年との
想い出を語りはじめる。どうしようもない若者だった
拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に
謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った―。

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読み始めたら止まらない、止まらない。
結局、深夜3時までかかって読破した。
「切ない」の一言。
「秘密」も切ない思いが残ったが
「時生」も同じ。
読んでいる途中
重松清作「流星ワゴン」を思い出した。
確か、この作品も父と子の話だったなぁと。

確か「時生」はNHKでドラマ化された記憶が。。
本を読んで、ドラマではどういう風に
演技されているのか、すごく興味が出た。

「時生」買って読んでも損のない作品だと思う。

★★★★+☆

posted by ゆき at 21:18| Comment(4) | TrackBack(4) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月20日

放課後

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校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。
先生を2人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女
剣道部の主将、先生をナンパするアーチェリー部の主将
犯人候補は続々登場する。
そして、運動会の仮装行列で第2の殺人が……。

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学園物+ミステリー物という感じを受けた。
伏線も多く女子高生の心理や行動などが
丁寧に良く書かれてるので
その情景を思い描きやすい。

先が読めてしまう部分はあるものの
トリックの謎を知りたくて
一気に読んでしまう。

ただ、メインの事件とサブメインの事件が
絡み合ってるストーリーなのだが
サブメインの方は不要な気がする。
ラストも少々、納得いかなかった。

アーチェリーに興味が沸く作品かも。

しかしこれでデビュー作というから驚き。

★★★☆☆




ラベル:東野圭吾
posted by ゆき at 19:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月19日

幻夜

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1995年、西宮。父の通夜の翌朝起きた未曾有の大地震。
狂騒の中、男と女は出会った。美しく冷徹なヒロインと
彼女の意のままに動く男。
女の過去に疑念を持つ刑事。

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「白夜行」の続編という事で期待して読んだのだが
全然違う話だった。続編というよりは
同じパターンのストーリーと言った方が正確のように思う。
それだけに、「白夜行」のインパクトが強烈すぎて
「幻夜」の方が劣る感じがする。
つまらないという訳ではない。
中だるみする部分もあるが
ラストに近づくにつれ読むスピードはアップする。
「幻夜」は「白夜行」より悪女ぶりが
パワーアップしてるように感じるだけに
ある意味、ラストは後味が少し悪いように思った。
しかし「白夜行」を読んだ人には
比べる意味でもお勧めの1冊。

★★★+☆☆



posted by ゆき at 15:51| Comment(2) | TrackBack(1) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

白夜行

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1973年に起こった質屋殺しがプロローグ。
最後に被害者と会った女がガス中毒死して
事件は迷宮入りする。
物語の主人公は、質屋の息子と女の娘だ。
当時小学生だった二人が成長し
社会で“活躍”するようになるまでを
世相とともに描ききる。
2人の人生は順風満帆ではなく
次々忌まわしい事件が降りかかる……。

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主人公の2人の物語がそれぞれ展開していく。
別々のように見える話も
ラストに近づくにつれカラクリが分かるようになる。
2人のやりとりは文章中には全くなく
お互いがどのように相手を思い感じていたかは
読者が想像するしかない。
この本にはもしかしたら
ある意味「無償の愛」が描かれているのかも。
読み終わった後は満足感が残るはず。
読み返すごとに面白さが倍増するのではないだろうか。

★★★★★





posted by ゆき at 15:39| Comment(0) | TrackBack(3) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月30日

レイクサイド

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「あたしが殺したのよ」愛人を殺された夫。妻が犯行を告白する。
そして夫は愛人の遺体を湖の底へ―
私立中学受験の勉強合宿が行われる湖畔の
別荘地で、いったい何が起こったのか!?

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さくさくと読めるが、全体的にキレがないという印象。
東野圭吾らしくないと言った方がいいかも。
物足りなさが残り、不完全燃焼といったところか。。
ラスト、一応の答えは出るものの
動機が弱すぎるような気もしてちょっと無理があるように感じる。
わざとだとしても。。。。

★★+☆☆☆

posted by ゆき at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月13日

秘密

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妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を
乗せたバスが崖から転落。
妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは
死んだはずの妻だった。
その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。

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映画にもなった話題作。映画は観てないが。。。。
一気読み。寝不足間違いなし。

精神は妻なのに、外見は娘。。
それを、目の前にした夫・平介。
妻に対する愛情と娘に対する親子愛。

自分が妻(娘)に対して取るべき
行動は??
平介の心の葛藤が痛い程伝わってきた作品だった。

実際ではありえない話なんだけど
物凄く感情移入してる自分が居た。
ラスト、どのようにおさめるのかと思ったけれど
そのおさめ方も見事で
知らず知らずのうちに涙が溢れていた。

読み終わった後は遣り切れない切なさが残るが
何度でも読み返したくなる1冊。

是非、お勧め♪

★★★★★

posted by ゆき at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月04日

容疑者Xの献身

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数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリ
天才数学者でありながらさえない高校教師に
甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。
湯川は果たして真実に迫れるか

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多分、誰でもご存知であろう直木賞受賞作。
幾人もの人から「面白い」と薦められ
本屋さんでも薦められ買ってしまった1冊。
石川・湯川・草薙の駆け引きも面白い。
途中、たるむ事なくスピードに乗って読む事が出来た。
最後まで真実が見えない緊張感と
彼はどこまで彼女に尽くすのか?という
興味とが入り混じり。。
私はラストを読んだ時思わず涙してしまった。
ミステリーと純愛この2つが混じった作品だと思う。

この作者にはいつも驚かされる。お勧めの1冊。

本文より
「人に解けない問題を作るのと、その問題を解くのとではどちらが難しいか」

★★★★+☆

posted by ゆき at 22:46| Comment(0) | TrackBack(4) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月03日

ゲームの名は誘拐

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敏腕広告プランナー・佐久間は
クライアントの重役・葛城にプロジェクトを潰された。
葛城邸に出向いた彼は、家出してきた葛城の娘と出会う。
“ゲームの達人”を自称する葛城に
二人はプライドをかけた勝負を挑む。
娘を人質にした狂言誘拐。
携帯電話、インターネットを駆使し
身代金三億円の奪取を狙う。

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私の期待が大き過ぎたのか。。
うーん。いまいち不完全燃焼の気配が。。
話の展開もスピード感があり飽きる事はなかったけれど
途中からなんとなぁーくラストが見えてきたなぁと。

それでも星3つなのは佐久間の
「世の中にはお金より価値のあるものが存在する。
 俺の考えでは、それは人の心と時間だ。」

この言葉に強く共感したから。

★★★☆☆

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2006年06月02日

パラレルワールド・ラブストーリ−

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麻由子は智彦の恋人だった。
彼女のことを紹介され、驚いた。
かつて一目惚れした相手だったからだ。
俺は親友の恋人を手に入れるために
〈本当の過去〉でいったい何をしたのか…。

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タイトル通り「ラブストーリー」だと思って読むと
「んん?」となるかも。
ミステリー&SF&ラブストーリーといった感じ。
2つの展開の違う話が書かれていて
最初は良く分からないけれども
読み進めるうちに1つになり繋がっていく。
途中からラストが読めてしまうのが残念。

★★+☆☆☆

posted by ゆき at 10:48| Comment(0) | TrackBack(2) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

天空の蜂

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「爆発物を積載した超大型ヘリを高速増殖炉に墜落させる。
それを防ぎたければ日本中の原発を即刻使用不能にせよ」
「天空の蜂」と名乗る犯人が仕組んだ恐るべき犯行。
超大型ヘリはすでに原子炉上空千数百メートルで
ホバリングを始めていた。だが犯人にも誤算があった。
コンピュータによって遠隔操作されるヘリ内部には
子供が閉じこめられていたのだ。
原発が、子供が、日本が危ない!!

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東野圭吾なのだが、今まで読んだモノとは
雰囲気が違うと感じた。
だからといってつまらない訳ではない。
読み応え十分だったし、面白かったと言える。
ただ、文中に出てくる専門用語にはちょっと困ったかも。
理系の人にはお勧め?

★★★+☆☆

ラベル:読書 東野圭吾
posted by ゆき at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月01日

私が彼を殺した

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婚約中の男性の自宅に突然現れた1人の女性。
男に裏切られたことを知った彼女は服毒自殺をはかった。
男は自分との関わりを隠そうとする。
醜い愛憎の果て、殺人は起こった。容疑者は3人。
事件の鍵は女が残した毒入りカプセルの数とその行方。
加賀刑事が探りあてた真相とは?

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「どちらかが彼女を殺した」に引き続き犯人が
最後まで文章に出てこない作品。

読者が自分で推理し犯人を見つけなければならない。
この小説では容疑者が3人居るのだが
この3人の視点からリレー形式で
それぞれ文章が描かれているのも犯人を見つける難しさを
Upさせていると思う。
文中に隠された伏線は、素晴らしくぼやぼやしてると
見逃してしまう程。
それだけに読み応えのある本格推理小説だと思う。
お勧めの1冊♪

★★★★★

posted by ゆき at 14:07| Comment(3) | TrackBack(0) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月24日

どちらかが彼女を殺した

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最愛の妹が偽装を施され殺害された。
愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は
独自の“現場検証”の結果容疑者を二人に絞り込む。
一人は妹の親友。もう一人は、かつての恋人。
妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄
その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。
殺したのは男か?女か?

**********************************************************************

最後まで犯人の名前が出てこない。
康正の視点から描かれていて、康正と加賀との
駆け引きも読んでいて面白い。
ところどころに散りばめられた伏線は
何気なく読んでると見逃してしまい、犯人を推理出来なくなる。
あるいみ作者から読者への挑戦状と言える本かも。

★★★★+☆

posted by ゆき at 16:41| Comment(0) | TrackBack(1) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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