2008年10月04日

摂氏零度の少女

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名門進学校で一流大学の医学部合格の太鼓判を押されている
桂木涼子がある日始めた“悪魔の実験”。それは、人知れず
最愛の母親に劇薬タリウムを飲ませることだった…。

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久しぶりの新堂冬樹作品。
何の前知識もなく読み始めた作品なんだけど
なんとも恐ろしいというか。。。

この主人公、淡々と母親殺しを実行するんだよねぇ。。
迷いがあるようでないというか。。

少女の心情があまりにもリアルに書かれてて
本当に怖い。殺伐としすぎていて
悲しいを通り越してしまっている状況。
なので、きっと普通の読者には
絶対、感情移入なんて出来ないと思う。

少女の心情はとてもよく書かれていて
良かったと思うんだけど
動機がいまひとつのような気がする。
「愛犬の安楽死」から事は発端するんだけど
それだけで、そこまでの考えにいきつくもんかな??って。
まぁ、少女の性格がこうなんだって言われれば
おしまいなんだけど・・・

ラストも正直、少し拍子抜け。
無難にまとめたというか、ここまで引っ張ってきて
少女のそのセリフはないんじゃない?と思ってしまった。

なんとも微妙な本になったかな。

読んで楽しい本ではないので
気分が落込んでる時やブルーな時は避けるべし。

★+☆☆☆☆

posted by ゆき at 16:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 新堂冬樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月06日

ぼくだけの☆アイドル

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かなり夢見がちな27歳・あきおくんに訪れる、絶好の
チャンスと最悪のピンチ。みーちゅんは、ぼくのもの。
アイドルに真剣に想いをよせたって、いいじゃない!
ファンタジック・ニート青春小説。

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図書館にて借りて読んだ本。
前知識がなく読み始めたんだけど
まさかこういう展開の本とは・・・。
思わず、途中で作者名を確かめた。

新堂冬樹というと
暗黒小説や純愛小説だったから
今回も題名から「純愛」かなぁと思ったんだけど
こういう物語も書くんだなぁとビックリ。

で、感想はと言いますと
ハッキリいって、私の趣味じゃないというか
うーん。つまらん。
オタクが主人公なんだけど
なんだかなぁ。「電車男」を意識しすぎ?
まぁ、それを目指したんだろうけど

心に残るシーンも文章もなく
ただ字面を目で追ってるだけという感じで
全然、ピンとこなかった。
ラストのオチも
「それはないんじゃない?」と思ったしね。

★☆☆☆☆

posted by ゆき at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 新堂冬樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月26日

百年恋人

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病気がちな愛子はある日ひとりの少年と出会う。
少年の名は若林透。透は明治時代から続く
名門家系の長男だった。周囲の反対・妨害を乗り越え
二人の愛の行方は!? 現代によみがえるロミオとジュリエット!

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うーん。なんですか?これは。。
あまりにもありえない話過ぎて・・・。
時代設定は「平成」なんだよね。これって。
それなのに、両家の関係といい、人物といい
ありえなさ過ぎて、物語に入れない。入れない。
この時代設定が平安とか江戸時代ならまだ分かるものを。。。。
どうして「平成」?

ネタバレあり。
続きを読む方はご注意を。


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posted by ゆき at 02:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 新堂冬樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月29日

あなたに逢えてよかった

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もし、かけがえのない人が自分の存在を忘れてしまったら?
記憶障害という過酷な運命の中で、二人はひたむきに生きてゆく。
心に深く刻まれた“あの思い出”に願いをこめて―

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新堂冬樹の純愛もの。
シリーズだと思っていたら
「忘れ雪」「ある愛の詩」「あなたに逢えてよかった」
この三冊で純恋愛3部作とか。。
じゃ、他のは???

「衝撃のラスト12ページにあなたは号泣せずにいられるだろうか。」
帯に書かれてあったこの文章。
読む前からこんな事を言われては、期待も高まろうというもの。

しかし、結論。泣けなかった。

ネタバレあり。
続きを読む方はご注意を。


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2006年06月19日

天使がいた三十日

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その愛は、雪のように白く儚く
しかしそれ故に、心に沁みわたる。
メリー・クリスマス。
あのときの夏乃は、これから何回……いいや
何十回もそのセリフを口にできると
信じて疑わなかったことだろう。
それは、私も同じだった。
微かに萌芽(ほうが)の兆しをみせていた生命の木が
ふたたび、内部から朽ち果ててゆく……。
衣擦(きぬず)れの音に続いて背後に気配を感じた。
私は、振り返った。万年床の上で、四肢を震わせながら
マリーが懸命に立ち上がった。
半開きに開いた口からだらりと舌を伸ばし
荒い息を吐きながら、潤む瞳で私を見上げていた。
私に向かって足を踏み出そうとしたマリーの躰が
ぐらりと揺れた。「おい、マリー!」静寂を切り裂く絶叫と
ともに、マリーがスローモーションのように崩れ落ちた。
<本文より>

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新堂冬樹の「純愛シリーズ?」と言えるものは
読破してるつもり。
今回も純愛といってもいいような気がするが
この作品、好き嫌いがハッキリ分かれると思う。
私はちなみに良かったと思った方。
ただ「お涙ちょうだい」だなと感じる部分も。
それでも、全体的に優しい雰囲気に包まれてる本になっている。
「泣ける」人と「泣けない」人にも分かれる本だと思う。

★★★+☆☆


posted by ゆき at 22:50| Comment(0) | TrackBack(2) | 新堂冬樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月15日

アサシン

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暗殺者は花城涼。育ての親に、暗殺者として育てられる。
女子高生はリオ。父の愛情につつまれ、なに不自由なく育つが
父は嵌められ死に追いやられてしまう。
ふたりは、同じ男を追っていた。
それぞれ、まったく異なる事情で。
リオが、ついに男を追い詰め、ナイフを突き刺したとき
暗殺者は女子高生を現場から連れ去った。
組織は、ふたりを追い始めた。
心を開かない暗殺者と無邪気な優しさをもつ女子高生。
緊迫した逃避行がふたりを次第に近づける…そして…。

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映画の「レオン」「ニキータ」を連想する人も多いと思う。
この映画にプラスαをつけたような感じ。
好き嫌いがハッキリ分かれる本かもしれない。
設定が設定だけに先が読めてしまうが
読みやすくスピードもあるので
だらける事なく読める。
泣けるとの事だったが、泣けるかどうかは読者次第。

★★★★☆


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2006年06月10日

三億を護れ!

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うだつが上がらない最低ダメダメ男に
3億円が当たったからさあ大変!
詐欺師、不倫妻、ホスト、麗しの婚約者、ヤクザ…
強烈キャラが入り乱れての大乱戦。
宝くじの3億円は誰の手に?

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誰にでも縁がある確率の「三億の宝くじ」。
思わず、自分だったらどうするかなぁなんて
考えながら読んだ。
シリアスかと思いきやコメディ?
主人公の性格にイライラしながらも、思わず読んでしまう。
騙し騙されつつ進んでいくのが楽しい。

★★★+☆☆

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2006年06月05日

僕の行く道

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小学3年生の大志の願いはただひとつ
離れて暮らす母に会うこと…。
そこにあるのはただ、親子の愛と信頼の物語。
静かな感動に満ちた感涙のハートフルストーリー。

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「母を訪ねて三千里」を思い出した作品。
お決まりのパターンだけど、最後は涙してしまった。
爽やかさと純真さが文章からあふれてくる。
読み終わった後はあたたかい気持ちになれる。

★★★☆☆



ラベル:読書 新堂冬樹
posted by ゆき at 12:35| Comment(0) | TrackBack(1) | 新堂冬樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月03日

ある愛の詩

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小笠原でイルカのテティスとともに育った
あまりにも純粋な青年・拓海―。
東京からやって来た愛を信じられない
声楽家志望の美しき歌姫・流香。
ふたりはきらめくドルフィンビーチで運命的な出逢いをする。
帰京した流香にはコンクール出場に向けて重大な悩みがあった。
そんなある日
「君の笑顔が見たいから」ただそれだけの理由で
上京して来た拓海は流香のこころの闇を知り
彼女のためにある決意をする。ひかれあいながらも
想いを告げられず哀しい運命に翻弄されるふたり―。

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「忘れ雪」程のインパクトはないものの
主人公の心情や、風景が手に取るように分かる。
主人公の純真さに癒される本。
お互いを想いながらすれ違う2人は読んでいて
切ない思いが溢れだす。
「純愛」とはこういう事かと思わせる1冊。

★★★★☆

posted by ゆき at 13:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 新堂冬樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月02日

忘れ雪

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傷ついた子犬を拾った少女は
獣医を目指す少年に助けられた。
幸せな出逢いは、少女の悲しき家庭環境により別れを迎える。
そして八年後
ふたりは偶然の、しかし必然ともいえる再会をしてしまう。
ふたりの空白に、幼い日の思い出が
よみがえった時、彼女は失踪する…。

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本屋にてタイトルとカバーの色彩に惹かれて
衝動買いした本の1冊。
読んでいくうちに前半は純愛だったのに対し
後半部分はミステリー色が濃くなりやっぱり新堂冬樹だと思った。
「純愛」とも「ミステリー」とも言えないような気がするが
泣き所をちゃんと抑えていて、思わず涙なしでは読めなかった。
「切ない」1冊だと思う。

★★★★+☆



posted by ゆき at 09:13| Comment(7) | TrackBack(1) | 新堂冬樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月23日

誰よりもつよく抱きしめて

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水島月菜と夫・良城は結婚八年目。
表向きは仲睦まじく見える二人だが
実は大きな悩みを抱えていた。
強迫的な潔癖症を患い
夫は月菜に直に触れることさえできないのだ。
ある日、月菜は書店を訪れた青年・克麻と知り合う。
少しずつ克麻に惹かれていくのを自覚する月菜。
しかし、彼もまた、深刻な悩みを抱えていた…。

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久しぶりに読んだ
新堂冬樹の純愛作品。。。

この作者の純愛作品は私を裏切らないと再認識した作品になった。

ある事をきっかけに不潔潔癖症と不完全潔癖症になった夫
そして、その妻。。
潔癖症なゆえに妻に触れたくても触れられない夫。
その気持ちが充分分かるだけに自分から触れられない妻。

いつの間にか2人は森の中に迷い込み出口を探すが。。

潔癖症である夫が妻の靴を取り出す為アスファルトに
四つん這いになり薄茶色に濁った雨水の中に
右手を入れ靴を拾い上げるシーンは感動するものがある。

ラストは、予想しなかった展開だったが
「こういう愛情もあるんだなぁ」と
幸せな気持ちになった。

★★★★☆


posted by ゆき at 23:46| Comment(2) | TrackBack(2) | 新堂冬樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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