2007年09月16日

最愛

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十八年間音信不通だった姉が、意識不明で救急病院に
搬送された。重傷の火傷、頭部の銃創。それは婚姻届を
出した翌日の出来事だった。しかも、姉が選んだ最愛の夫は
かつて人を殺めた男だという……。姉の不審な預金通帳
噛み合わない事実。逃げる男と追う男。
「姉さん、あなたはいったい何をしていたんだ……」

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ちょー久しぶりの真保裕一作品。
今、確認してみたら約1年振りである事が判明。
この本も図書館で借りたのだけど
すごい人気で、予約待ち人数が凄く
やっと手元に届いた。長かったぁ〜。

さて、本題。。
この本、今アマゾンで調べたら
「慟哭の恋愛長編」っていうふれ込みだった。
うーん。どこが「慟哭」なんだか。

まず設定にちょっとばかりの無理を感じる。
主人公、つまりこの弟が小児科医なんだけど
その小児科医がいとも簡単にというか
さくさくと事件を調べ上げていくんだよね。
まぁ、そういう意味ではスピード感があるから
次から次へと明かされる事柄が気になり
ページを捲る手は知らず知らず進んでたんだけど。w

それともうひとつ気になったのは
文章が「説明くさい」って事。
読者に対して分かりやすくしてるつもりかもしれないけれど
丁寧すぎるというか、しつこいというか。。
ここまでしなくても読者は分かるんじゃないかなぁ。

ネタバレあり。
続きを読む方はご注意を。


タイトルの「最愛」の意味はラストで明かされる訳だけど
なんでそこまで「姉」だったのか?
「弟」だったのか?がいまひとつしっくりこない。
禁忌愛を書きたかったのか
ミステリーを書きたかったのか・・・
どちらも中途半端に感じた為、もちろん
主人公に感情移入出来る訳もなく
ラストの種明かしも「だからどうしたの?」という
感想しか持てなかった。こういう話を書くなら
もう少し、深い人物描写をして欲しい。

そして、最後に弟が姉に対して取る行動、
これもちょっとひとりよがり過ぎないかい?

最後の最後までしっくりこなかった。

★★☆☆☆



posted by ゆき at 23:23| Comment(2) | TrackBack(1) | 真保裕一 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本当にね〜、説明くさいんですよね。
いちいち弟の推理が当ってるのもいらっときましたし。
姉の人格、行動もいまいち一貫性がないというか。真保さんにしては、期待外れでした。設定はわくわくものなのに。
Posted by じゃじゃまま at 2007年09月17日 16:08
じゃじゃままさん☆
>説明くさいんですよね

 うんうん。そうですよね。
 ここまで説明しなくても読者は分かるよと
 読みながら1人突っ込みするほどでした。w
 設定が良かっただけに残念ですよね。
Posted by ゆき at 2007年09月21日 22:47
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最愛 真保裕一著。
Excerpt: 久しぶりに真保氏の、なかなか深みのある作品を読んだ気がした。サスペンスなのに人間ドラマだった東野氏の「使命と魂のリミット」、人間ドラマのようでサスペンスの「最愛」。 比べるのは卑怯な気もするけど、「最..
Weblog: じゃじゃままブックレビュー
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