同じ大学に通う浅葱と狐塚、月子と恭司。彼らを取り巻く
一方通行の片想いの歯車は思わぬ連続殺人事件と絡まり
悲しくも残酷な方向へ狂い始める。掛け違えた恋のボタンと
絶望の淵に蹲る殺人鬼の影には、どんな結末が待つのか?
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上・下巻の2冊からなる本。
上巻の前半部分は、読んでいて物凄くだるく
何度読むのを止めようと思ったか。。
でも、やめないで良かったよ。
上巻の後半部分に入ると、前半のダラダラした部分が
一体なんだったのか?と思わせる程の
迫力とスピードがあり、先を予想させない展開で
もう、ドキドキしっぱなし。
時間を忘れて読んだ。
女性作家らしい、ミステリー&恋愛を絡めた本で
それぞれの登場人物の心理描写が見事。
ただ、ミステリーに関して言えば
犯人もトリックも分かってしまうのでそれはいまひとつ。
というか、「また似たような手法にやられた」と
いうのがめちゃくちゃ悔しい。。
この方、こういうパターンがお得意なんだね。
注意が必要だわ。
「大人と子供の違い」はなんだろう?
これが大きなテーマなんでしょうね。
どこから大人でどこまでが子供?
私達はいつの頃から「大人」になるのだろうか。
自分では「子供」のつもりでも
周りからは「大人」と見られたり
自分では「大人」のつもりでも「子供」と見られたり。
見られる場面や、見る人、立場や環境によって違うのだろう。
切なさいっぱいの展開だったけど
エピローグで救われる部分があったので良かった。
★★★+☆☆
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