2007年01月08日

殺戮にいたる病

**********************************************************************

永遠の愛をつかみたいと男は願った――
東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を
重ねるサイコ・キラーが出現した。
犯人の名前は、蒲生稔! くり返される凌辱の果ての惨殺。
冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の
軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に
抉る衝撃のホラー。

**********************************************************************

荻原浩「噂」の書評を色々なブログで読んでいた時に
この本の書評も見つけ、読んでみようと思った。
図書館ですぐに借りる事が出来たのだが
題名からして気分が落込んでいる時や不安定な時に
読む本ではないと思い、しばらく保留状態にしていた本。

私の考えはあたったいたようであまりにも衝撃的。
殺人シーンも克明に描写してあり
女性なら不快感を感じる方も居るはず。
私もそうだったし。

「噂」同様、この本も最後に大どんでん返しがあると
分かっていたので読み落としのないよう慎重に
読んでいたはずなのに、しっかりと騙されてしまった。
雅子・稔・樋口という登場人物3人の視点から
物語は進んでいく。
この登場人物からの視点がとても重要なポイントになっている。
ラストのページを読んだ後、「えっっ???」と感じ
2、3度、ざっと読み直し、やっと納得した私。
結局、最初から最後まで著者の思惑通りにきっと
読んでたんだろうなぁ。

最初のページにエピローグの文章があるのも
この本をより一層、惹きたてていると思う。

★★★★☆



ラベル:読書 我孫子武丸
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

「殺戮にいたる病」
Excerpt: 「殺戮にいたる病」   我孫子武丸:著   講談社/1994.8.5/780円 惨殺、そして凌辱---。 何ものかに憑き動かされるように次々と猟奇殺人を 重ねていった男の名前は蒲生..
Weblog: 月灯りの舞
Tracked: 2007-08-30 15:55
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。