2006年11月04日

そのケータイはXX(エクスクロス)で

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今すぐに逃げ出さないと、片目、片腕、片脚を奪われ
村の「生き神」として座敷牢に監禁されてしまう!
山間の温泉郷にたどりついたしよりと愛子の身に
次々と起きる事件。息つく暇さえない恐怖の物語の幕が開く。

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ひとつの「携帯」が原因で物語がいきなり展開。
しよりと愛子の視点から個々で文章が成り立っている。
この2人、全く正反対の性格といってもいい。

第一章、しよりの章。
最初から謎だらけ。誰を信じて誰が敵なのか。。
結果が知りたくて、思わずページを捲るも
読めば読むほど、謎は深まるばかり。

第二章、愛子の章。
ここから突然、愛子の視点での展開。
しよりの章で謎だった部分がここで愛子の章と
クロスし少しだけハッキリする。
それでも全部の謎が解ける訳でなく
それどころかまた新たな謎が出てきたりする。

その後は2人の視点が入れ替わり立ち代り
進んでいく。2人の間にあるのは「携帯」という道具だけ。
最後、読み終わるまでハラハラ・ドキドキ。
安心するヒマなどない。

ありがちな設定だけど、そこに「携帯」というものが
入るだけで、これ程物語が膨らむのかと。。
文章自体は少し無理な展開と乱暴な気もするけれど
それでも、最後までぐいぐいと読ませるだけの
テンポと魅力がある。
読み始めたら一気読みだった。

この作品、このミス大賞の最終選考まで残った作品だとか。
ちなみに、この時の大賞は「四日間の奇蹟」
私はこっちの方が良かったけどな。

映像化したら面白いんじゃないだろうか。

★★★+☆☆





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