数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリ
天才数学者でありながらさえない高校教師に
甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。
湯川は果たして真実に迫れるか
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多分、誰でもご存知であろう直木賞受賞作。
幾人もの人から「面白い」と薦められ
本屋さんでも薦められ買ってしまった1冊。
石川・湯川・草薙の駆け引きも面白い。
途中、たるむ事なくスピードに乗って読む事が出来た。
最後まで真実が見えない緊張感と
彼はどこまで彼女に尽くすのか?という
興味とが入り混じり。。
私はラストを読んだ時思わず涙してしまった。
ミステリーと純愛この2つが混じった作品だと思う。
この作者にはいつも驚かされる。お勧めの1冊。
本文より
「人に解けない問題を作るのと、その問題を解くのとではどちらが難しいか」
★★★★+☆