2006年06月03日

ストロボ

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走った。ひたすらに走りつづけた。
いつしか写真家としてのキャリアと名声を手にしていた。
情熱あふれた時代が過ぎ去った今、喜多川は記憶のフィルムを
ゆっくり巻き戻す。愛しあった女性カメラマンを失った40代。
先輩たちと腕を競っていた30代。
病床の少女の撮影で成長を遂げた20代。
そして、学生時代と決別したあの日。
夢を追いかけた季節が
胸を焦がす思いとともに、甦る。

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全部で5章まであり現在から過去へ
遡っていくのだが一章ごとに
しっかりとしかけがあり
読み応え十分なものとなっている。
それにしても驚かされるのが
この作者の専門知識の深さ。
今回はカメラマンの話なのだが
カメラについて詳しくかかれている。
以前、「奪取」を読んだ時にも
下調べの深さにビックリした。

私の中で、お勧めの1冊とまではいかないが
読んで充分楽しめる本だと思う。

★★★☆☆




ラベル:読書 真保裕一
posted by ゆき at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 真保裕一 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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