失恋からコンピュータ犯罪の片棒を担ぐにいたる微妙な
女性心理の動きを描く表題作。
『火車』の原型ともいえる「裏切らないで」。
切なくあたたかい「ドルシネアにようこそ」など6編を収録。
日々の生活と幻想が交錯する東京。
街と人の姿を鮮やかに描き
爽やかでハートウォーミングな読後感を残す。
**********************************************************************
宮部みゆきの短編集。
さすがだなぁと言わざるを得ない。
どの短編も技巧が凝らしてあり
ラストが分かった気になるが
違うラストがあって面白かった。
私が特に気に入ったのは「ドルネシアにようこそ」
上記のコメントのように「爽やかさ」を感じる1冊。
★★★+☆☆
【関連する記事】
「ドルネシアにようこそ」がお気に入りなんですね。やっぱりあのラストは涙なしには語れないというか…(T-T)。もちろん、嬉し涙ですけど!いいですよねえ、みゆきちゃんは♪
http://blog.so-net.ne.jp/yellow-flower-cedar/2006-09-02
読みましたかぁ?
良かったですよね。
ドルネシアは爽やかさ+人の温かさみたいなものを
感じれる作品だと思います。
トラックバックお待ちしていますね。