2009年04月29日

アコギなのかリッパなのか

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佐倉聖は21歳の大学生。腹違いの弟を養うため
元大物国会議員・大堂剛の事務所で事務員として働いている。
ここに持ち込まれるのは、大堂の弟子にあたる議員からの
様々な陳情や難題。飼い猫の毛の色が変わる謎、後援会幹部
殴打事件の始末、宗教団体に入信した秘書が寄進した
絵画の奪還……といった厄介ごとに関わった聖は、元不良の
負けん気と機転の効く頭脳で、センセイ方顔負けの解決を
成しとげるのだった!

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「しゃばけ」シリーズを読みなれてる
私としては「現代物」という事で
読み慣れるまで少し違和感を感じた。

一応、ミステリー仕立てにはなってるんだけど
謎そのものがそんなに大した事ではないので
「うーん、ちょっとなぁ」と物足りない。

物語の舞台設定「政治家」「政治家事務所」
というのはいいと思うのだけど
もう少し、政治の世界を
絡ませたミステリーだったらもっと
面白かったのではないかと思う。

続編が書きやすい設定だと思うので
書いてもらえたらいいかも。

★★★+☆☆

posted by ゆき at 09:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 畠中恵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月28日

つくもがみ貸します

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お江戸の片隅、お紅と清次の姉弟二人で切り盛りする
小さなお店「出雲屋」。鍋、釜、布団にふんどしまで
何でも貸し出す出雲屋ですが、よそにはないような
ちょっと妙な品も混じっているようで…。

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「しゃばけ」のような物を期待すると
ちょっと肩透かしをくらうかも。
今回の作品には、つくもがみが
出てくるんだけど
お紅と清次とのやりとりは全くない。
そういう意味では寂しさも感じる。

しかし、人間と会話しなくても
つくもがみの会話は丸聞こえ。
しっかりしてるんだか、抜けてるんだか。。。
つくもがみ達もそれぞれ、キャラが
しっかりしていて生意気だけれど可愛い。

こんなつくもがみ達を上手く使って(?)
2人の周りで起こる謎を、解いていくという
5編からなる短編集。

5編とも、ある謎で全部繋がっていて
最後には無事、解決するし落ち着く訳だけど
意外や意外、すんなり、あっさりと
まぁ、定番に落ち着いてしまう。
私としては、もう少し、ハラハラ・ドキドキ
したかったかなぁ。。

無難と言えば、無難な一冊という感じ。

★★★+☆☆

posted by ゆき at 11:30| Comment(0) | TrackBack(2) | 畠中恵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月27日

草祭

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団地の奥から用水路をたどると、そこは見たこともない
野原だった。「美奥」の町のどこかでは、異界への扉が
ひっそりと開く―。消えたクラスメイトを探す雄也
衝撃的な過去から逃げる加奈江…異界に触れた人びとの
記憶に奇蹟の物語が刻まれる。

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物足りないというのが、率直な感想。
「夜市」や「風の古道」を読んだ時のような
衝撃を受ける事が出来なかった。

物語は淡々と進むのだけど
ただ、それだけのようで
中途半端さを感じる。

今までの作品で、惹きこまれた
幻想的で情緒あふれる部分を感じる事が
全く出来なかったような気がするし
読み終わった後に感じていた
余韻もなかった。

ミステリー的な意味合いも
今回の作品ではほとんどなかったような気がする。

人、それぞれ作品に対しての
好き嫌いはあるので、あくまでも
私的意見だけれど、今回のこの作品
「恒川ワールド」が感じられず残念。

★★☆☆☆

posted by ゆき at 14:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 恒川光太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月26日

巴里・妖都変 -薬師寺涼子の怪奇事件簿-

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警視庁史上、最強にして最凶の女性官僚・薬師寺涼子警視が
パリの大学の特別講師に招かれた。忠実な下部(?)
泉田準一郎警部補と共にパリに降り立った途端、災厄が涼子と
共にパリを襲う。目の前で老人が謎の怪物に脳を吸わて
死亡したのだ。フランス警察の静止も聞かず当然のように
単独捜査を始める涼子。老人が日本の巨大ハイテク企業
アルゴのヨーロッパ総支配人・藤城奈澄の使用人と知ると
藤城邸へ突入するが……。

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シリーズ3作目も相変わらずで
「涼子、我が道を行く!」
痛快、爽快とはこの事だろう。


今回も泉田君の苦労は続くようで
思わず、「御苦労さま」と
言いたくなってくる・・・w

新しいキャラ
メイド・栗色の髪の「リュシエンヌ」と
黒髪の「マリアンヌ」も登場し
ますますパワーアップ。
このメイドさんが、また凄い設定で
コンピュータと銃器の天才という。。w
ありがちな設定だけど
しっくりくるのも「涼子」という
強いキャラがきちんと生きているからだと思う。

今回も読んで楽しい一冊になっている。

★★★+☆☆

posted by ゆき at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 田中芳樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月25日

ステップ

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結婚三年目、妻が逝った。のこされた僕らの、新しい生活―
泣いて笑って、少しずつ前へ。一緒に成長する「パパと娘」を
季節のうつろいとともに描きます。美紀は、どんどん大きくなる。

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私にとってジャストタイムの本だったらしく
本に書かれている文章や言葉が素直に
心の中に入ってきた。
たぶん、これが、独身の時や
結婚しても子供が居ない時に読んでいたなら
また、別の感想になっていたと思う。

男手ひとつで娘を育てる過程が
優しく、丁寧に書かれている。
切なく哀しい部分もあるけれど
全体的に温かさで包まれたものに
なっていて、美紀ちゃんが
その歳、その歳で
母親を求める場面では、切なくて
思わず涙してしまった。

父親と娘、こんな関係なら
素敵だと思う。

子育てしてる今、この時、この瞬間を
大事にしたいなぁと思わせてくれた本。

重松清らしい作品になっている。
お勧めの一冊。

★★★★★

タグ:読書 重松清
posted by ゆき at 14:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 重松清 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月08日

おそろし 三島屋変調百物語事始

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17歳のおちかは、実家で起きたある事件をきっかけに、ぴたりと
他人に心を閉ざしてしまった。ふさぎ込む日々を、江戸で
三島屋という店を構える叔父夫婦のもとに身を寄せ、慣れないながら
黙々と働くことでやり過ごしている。おちかを案じた叔父は
人々から「変わり百物語」を聞くよう言い付ける。おそるおそる
客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていく。いつしか
次々に訪れる人々の話は、おちかの心を少しずつ溶かし始めて…

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1話1話完結かと思いきやそうではなくて
ラスト、全ての物語がリンクしていく。
私としては、1話完結の方が良かったのではないかと。
ラストのリンクはちと強引なのでは?

おちかは、人々からもたらされる話を聞きながら
自分の心の内をかえりみて、考え悩み少しずつ
解決していく訳だけど・・・
読んでいておちかの心の動きが分かる時もあれば
ちょっとそれは・・というような時もあって
しっくりとこない場合があった。

ラストは特にそんな感じで
読者はどこへやら・・おちか1人で暴走??


ネタバレあり。
続きを読む方はご注意を。


続きを読む
posted by ゆき at 07:06| Comment(0) | TrackBack(2) | 宮部みゆき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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