大きな耳の生えたピンクのバレーボールが、とととと…と
階段を駆け下りてゆく。右耳が少しそっくり返り
つぶらな目は黒の点目。何だあれは、ぶたのぬいぐるみっ!?
そう、彼は生きているのです。彼の名前は、山崎ぶたぶた。
歩き、喋り、食事をし、見かけによらず仕事は優秀。そして
なによりもの特徴は、とってもかわいいこと。タクシーの運転手
フランス料理のコック、サラリーマンなどなど、さまざまな
シチュエーションでぶたぶたと出会ってしまった人間たちの姿と
心の動きを描いた連作集。
****************************************************************
ぶたのぬいぐるみが主人公のお話。。
ぶたのぬいぐるみだよ?
ぶたのぬいぐるみ。w
これだけでも意外なのに
どうやら中身は中年おじさんの年齢らしい。
うーん。設定が面白い。
そして、このぶたが可愛いのだっ!!
もちろん可愛いだけでなく
時には厳しく、時には優しく
そして彼を取り巻く登場人物達の
心の声(突っ込み)が面白いっ!
笑いなしでは読めないね。
こんな人(ぶたのぬいぐるみ)が身近に居たら
出会った人達はきっと幸せだろうなぁと。
私も是非、彼に会ってみたい。
もうめちゃめちゃ癒される。
シリーズを読破しなければっ!
★★★★★